水曜日から本日金曜日まで、東京ビッグサイトで2016 Japan IT Week 春が開催されています。毎年恒例行われているあれです。
今回は、出展を見に行くというよりは講演を聞きに行くということで、IoTとBigDataの基調講演を聞きに行ってまいりました。

IoTの基調講演は、ソフトバンク、KDDI,ドコモの通信キャリアから見たIoTということで、講演がありました。ドコモは時間の関係上聞くことができなかったのですが、ソフトバンクはペッパーくん一押しといった感じの内容。まあ、IoTというかどちらかというと人工知能にも関係があるかと思いますが、ロボットのIoT部分と、人工知能を組み合わせた新たなサービスを提供というコンセプトが見えてきます。
昨今では、ロボットはすでに、受付ロボット、証券のロボットアドバイザみたいなところで活躍してきており、今後の伸びが期待されます。
一方、KDDIは、ベンチャーの育成にも力を入れていることもあり、自社のプラットフォーム的な話だったかと思います。いずれにせよ、キャリアからすると、IoTが進めば、必ず、通信が必要となるので、今後ますますこの分野に力を入れてくると思われます。

ビッグデータの基調講演は、産業総合研究所から、人工知能に置ける、日米の取り組み方の違いや、今後日本がどういう方向に進んでいくべきかなどの、一般論が語られました。この内容は、以前、情報処理学会でも同様の内容が発表されたこともあるのですが、やはり、現状では、人工知能系の研究は圧倒的に米国が勝っているとのことです。
さらに、この部分に関しては巨大なIT企業が握っており、(A,A,M,G,F)、日本としてはやはり違った形で戦っていくことが必要だろうという一致の見解がありました。そこで、協力してコンソーシアムでやっていきましょうね的な話がメインでした。
一方、CCCのTポイント活用の講演は自社の製品の話に特化していたのでそれほど参考にはならなかったような気がします。一点言えることは、共通ポイントである、Tポイントの普及率がかなり高いという話は為になったかもしれません。(アクティブユーザが数千万人いるとか。。。)。
自分はTポイントは使うのをやめてしまったので本当にそんなにたくさんの人が使っているのか?という疑問があるのですが、本当なのでしょう。Tポイントは完全にユーザの行動ログを取る目的で、色々な業種と提携しており、その結果をもとに分析プラットフォームを構築しているとのことです。
まあ、個人情報は特定されないでしょうから特にきにする必要もないのでしょうが、Googleと同じように自分のログが全て取られているということは意識しないといけないでしょう。

おまけですが、基調講演の後に展示会を見に行ったですが、そこでなんと、テラスカイ社のブースをたまたま通りかかったところ、例の、厚切りジェイソンさんが一生懸命自社サービスをプレゼンしていました。当然のようにものすごい人だかり。まあ、こういうことも春のイベントのお祭りの一端なのでしょう。