とうとうというか、ようやくというか自動洗濯物たたみ器ができたようです。

なかなか技術的には難しいものがあったと思います。衣類の形状は様々。洗いたて、乾きたての洗濯物はグジャグジャで上下もわからず、それを機械で判断し、きちんとたたむ。これはすごい技術だと思います。
当然のようにAIが入っているでしょうし、ソフトウエアの進化やプロセッサの進化がないとできなかったものだと思います。

かつては家事は重労働であり、洗濯、炊事、掃除などでも、すぐに自動化できたものとそうでないもの。洗濯機なんかはかなり前からできていましたが、そのあとの自動畳器ができるまでかれこれ1世紀近くかかったのではないでしょうか?

掃除機も機械自体は早くできていましたが、自動で、自走式の掃除機はここ数年農地にようやく出てきた感じです。それもこれも全てコンピュータ制御が必要になっている部分です。

こうなってくると、今まではハードの発明(洗濯機、掃除機自体)からソフトの発明(自動たたみき、自動掃除)へとシフトしているのがよくわかります。そうなると、エンジニア自体もハードからソフトへとのシフトが進んで行くことになります。組み込み系の人の話を聞いたりするのですが、最近では、組み込み系でも汎用的なLinuxやApache、など、ほぼWeb系などと変わらない技術を用いているとか。ソフトウエアの比重が大きくなるのがわかります。

さて、洗濯物たたみ器ができたわけですが、次は何がくるのか?

インターネットの発達により、リモートでも人間の活動は実際にその場に行かなくても行えるようになってきています。
五感で考えると、視覚はPC上で動画、静止画などで、リモートでも全く変わらず使えます。聴覚も同様です。足りないのが、嗅覚、味覚、触覚。

リモートでも同じ香りを楽しむためには、センサーかなんかで臭いの特徴をデジタル化し、インターネット上で配信。クライアント側で、臭い合成器みたいなものがその信号を受け取って再現する。こんな感じで実現できそうです。

誰か作ってくれないでしょうか?