人材の遷移

最近ではIT系業界の人材?の話題といえば、データサイエンティストからセキュリティに移ってきた印象があります。

とはいっても、当然データサイエンティストはまだまだ人材不足。そもそもデータサイエンスには高度な統計知識はプログラミング知識など非常に多岐にわたって必要な能力があり、一長一短に人材を育てることはなかなか行きません。

下流人材について

ちなみに、以前もてはやされていた?SEだのプログラマだのといういわゆる下流系の人材は、工数単価がどんどん下がってきているそうで、なんと人月短歌40万円くらいまで下がってしまっているという事実もあるそうです。

そりゃそうですよね?仕様を受けて作る、そのような仕事は無理に短歌の高い日本国内で行う必要もなく海外で行ってしまえば半額以下なんてことも実際にはあります。ただ、そのオフショア開発ですが、日本の場合には英語という壁があるためになかなか普及されていませんが、果たして今後はどうでしょう?

人工知能が発達し、翻訳システムもだいぶ進化してきました。そうなってくるとオフショア開発もだいぶ敷居が低くなってきたのではないでしょうか?計約面が云々などといまだに日本企業、特にお堅い金融系などは全く相手にもしていないかもしれませんが、この時代の流れは止めることができないでしょう。

お堅い金融系にしても、以前ではLinuxなんてもってのほかなどという意識から今ではOK.サーバにしてもオンプレミスでないと絶対ダメと言っていたのが、今ではクラウドもOK。時代は変わるのです。そのうち国内でのいわゆる下流の開発工程、つまりはメーカでいうと製造ラインは全部海外へ出て行ってもおかしくないのです。

メーカが80年代、90年代と通ってきた道を、システム系の会社もたどっていくのでしょう。そうなった時にいわゆるSEだのプログラマだのという職種は日本では不要になってくることは間違いないです。スマホアプリは今でも単価が高く取れているでしょうが、あっという間に下がることは間違いありません。

そうなった時にどうするか?やはり自ら何かを作ったり、提案するような人材がもちろん必要になってきます。

今後の必要な人材

話がずれましたが、いわゆるデータサイエンティストは先ほどの何を作るかとか提案に直結するような仕事ですので、まずなくなることはないでしょうし、今後もIoTの進歩によりどんどん必要とされる場面は増えてきます。

一方セキュリティ人材ですが、こちらはどちらかというと後ろ向きな仕事。なぜ後ろ向きかというと、防御する側になるので、どうしても後手後手に回る感じになります。まあ。守る側にも新技術での対応という部分もありますが、一般的に必要とされているセキュリティ人材は、企業内で攻めてくるのの検知と防御、これに尽きます。警察と同じような感じでしょうか?

まあ、後ろ向きとはいえ絶対必要な仕事(警察と同じ)なので、無くなることはないでしょう。
また、IoTなどの普及により組み込み系などでもセキュリティが必要となってくるので、この辺りの人材開発が今後の課題となるでしょう。