土曜日には日本技術士会の修習技術者研修会が有りました。
運営側にいるのですが、なかなか大学の授業などの関係上参加できていませんでした。
土曜日はたまたま空いていたので、運営側として参加しました。
メインの講演が東京工業大学 地球生命研究所の丸山 茂徳 博士。
講演 第1部:「生命の起源研究の最前線」
講演 第2部:「人類史と気候変動の関係」
という2つの講演をしていただきました。
因みに修習技術者とは技術士になる前の1次試験合格者のことを指すのですが、修習技術者研修会はその修習技術者のための研修などを行う組織です。基本的には、毎月の研修会に集まるのは修習技術者。ただし別に修習技術者以外の方も参加できます。
たまに有名な方の講演が行われるときには技術士の方の参加が一気に増えたりします。
というわけで、土曜日の講演も約半数が技術士。しかも過去最高の参加人数くらいの参加者数。会場は50人くらい入る場所なのですが、ほぼ満席状態でした。
内容は、なかなか難しい話が多くて理解ができていないのですが、一つ印象に残ったのが、地球温暖化の原因はCO2ではないということ。
ちゃんとデータも示しています。では何が原因かというと、雲の量だそうです。地球上を覆う雲の量は約50%で、そのうち数%が増えたり減ったりすることにより温暖化するかしないかが決まるとのこと。
ということは、CO2は全く関係なく、京都議定書なんかも実は国家間の単なる政略事項に使われていたということになります。また、このCO2の排出量に絡んで、排出権取引など新たな金融市場ができたりして、どちらかと言うと温暖化というのは単にキーワードだけで、金融などその他の部分の思惑が大きく絡んだ動きになっているといえるでしょう。
で、先生はCO2が温暖化の原因であると決めつけられている、こういう自体になっているのは主にマスコミが悪いとのこと。だそうです。確かにマスコミが論文などをちゃんと読んでいればわかったことなのかもしれません。
まあ、いずれにせよこう言う講演は積極的に聞いたほうが身のためになります。技術士たるもの日々の研鑽の一環としてこういう講演会を開催したり、受講できるのは非常にありがたいことです。