先週,ベンチャービジネス実践論という授業に出た。
ベンチャーを実際に立ち上げたり,サポートしている人の生の声が聞こえるような授業。3人の講師が毎日講義し,合計3日間で1単位の授業でした。
まあ,色々意見はあるとは思うのですが,基本的に授業の内容は客観的事実に基づく理論的なものではなく,主観的,要は経験値から得られた結論を喋るというような形式でした。
当然ですが,自分の辿ってきた道を元にしゃべるので,よーく考えてみるとそれほど汎用的な話にはなっていません。
当たり前ですが,起業し成功するのにマニュアルはありませんので,それを体系だってしゃべることはできません。とはいえ,もう少し数ある様々な事例を元に,一般的な傾向をまとめ上げて理論的な話にするということは,あまりできていないように感じます。
大概のベンチャービジネスなどのセミナーでは,成功した人が個人の成功体験を長々としゃべるという形式が多く,失敗などに関した話を聞くことはまずありません。失敗した人がそれを元に講演を行ってくれればいいのですが,なかなか後ろめたいのかそういう人はあまり聞いたことがありません。
反面教師的にこれはやってはまずいという話が聞ければ非常に面白いと思うのは自分だけでしょうか?