数年前に採用を決めたフレームワーク。PlayFrameworkと言いますが、その当時はJavaで書いた資産も使えるし非常に有用かと思っていました。Frameworkの構成自体は、現在というか当時の流行りのMVCモデル。(現在ではJavascriptのライブラリがかなり強力なViewを構成できるようになってきたのでMVVM的なフレームワークが良かったりすると思いますが。。)実は意外といけてないことがわかってきたりしています。

まず、プラグイン的なライブラリがRailsに比較してかなり貧弱。SNS連携なんかRailsだと数行(いいすぎか?数十行)書くだけで作れてしまいますが、JavaScalaベースのこいつは探せばあるのでしょうが、あまりView部分を作るのは得意ではなかったりします。

そういうことで、最近ではRailsに回帰中。そもそもPlayは情報量も少ないし、公式サイトのマニュアルすらろくに整備されていないので、何か不都合が起きると全く手が出なかったりします。ある人に聞いたら仕方がないのでソースコードを読むしかないなんてことも言っていました。

そうなのです。いわゆる情報工学で使う技術は進歩があまりにも早い。ということなのです。インターネットが普及しだした頃に使われていたJavascript。当時はアラートを出したり、ステータスバーに文字を書いたりとかそれくらいしか用途がなかったかと思います。その後J2EEが進化するにつれ徐々に廃れていきました。

ところがどっこい、AjaxができたあたりからJavascriptが俄然盛り上がってきました。prototypejsから始まり,jQuery,backbone,そしてAngularなど、Javascriptでほぼ動的サイトが作れるようになってきて、サーバサイドでの複雑なViewの作成がなくなってくる勢い。

このように技術の変遷は激しい移り変わりを見せています。

こちらは末端の実装側の話。

それ以外の上流の分析工程なんかもどんどん進化しています。PCの性能向上やクラウドの発達に伴いコストの低下などから、昔あれほど苦労してチューニングしたアルゴリズムなんかは吹き飛んでしまい、お金出せば分散すればいいじゃない?という方向に向かっています。メモリも使いたい放題。

昔のコードを見ると、ハーフバイトを使ったりして涙ぐましい努力をした技術なんかはもう必要ありません。

このように情報工学分野は一番技術の変遷が激しい分野のひとつ。しっかり目を開いて外の情報を吸収しながら、最新技術、最適な技術の選定が求められています。

 

あなた1年前の技術を使っているのですか?時代に乗り遅れますよ!