下町ロケット、第2話ですでに17%越え。さすが池井戸作品ですね。
舞台は下町の中小企業なのですが、その中での、銀行員から中小企業への言葉が印象的でした。主人公の中小企業社長が、その会社の直接の業務には関わっていない(だろう)製品の研究開発費を潤沢に使っているという部分なのですが、銀行員が中小企業を罵倒します。
「中小企業は中小企業らしく目先の利益を追えばいい!」
ここがポイントなのですね。
自分が思うに、中小企業とベンチャーの境目はここなのかもしれません。ベンチャーは利益が出ないといけないのはそうなのですが、やはり、目先の利益ではなく、大きな夢を追う!それがベンチャー精神であり、寝食を忘れても一生懸命に開発をする。これがベンチャーの定義かと思ったりします。
とおもってベンチャーの定義を調べたら「リスクを伴う試み」とでていました。
やはりリスクを取らずにはベンチャーとの定義にならないのでしょうか
ベンチャー企業はいずれ大きくなっていくことがありますが、その中でも目先の利益を追うことばかりになったりすれば、もうすでにその会社はベンチャーではなくなってしまいます。
そうなると、いわゆる山っ気のある人は去っていき、単なるサラリーマンが増えていき、悪循環的に会社の元気が無くなっていく。そうなってしまうともう取り戻しようがありません。
そうならないためにも、夢を見ることができるようなしくみづくりが必要なのです。