10月から通っている大学院。色々なコースが有るのですが、もともとJAISTはMOTのさきがけということも有り、イメージとしては技術経営なの?という感じになっているかと思います。
実際、同級生が何のコースを取っているのか知りませんが、MOT以外にもMOSという(Management Of Service)、サービスを科学するというコースもあります。こちらを選択してみました。
技術経営というのもいいのですが、サービスに焦点をあててそちらを研究することは、実はサービスを立ち上げる。いわゆる、ベンチャー経営の方向に向かっているコースだと思います。
技術経営は大企業での技術上がりの人が経営者の視点で意見を言うというのに対し、サービス経営は小さいながらもサービスの立ち上げを中心に経営するというベンチャースピリットのコース。と勝手に理解しています。
今のこの時代、IT系の起業はすごく敷居が低くなっています。一昔前だとサーバを借りるのすら結構高い料金が必要で資本金は結構積んでおく必要がありました。現在では使っただけ支払うというクラウドサービスが中心なので、特に大きな資金を用意しなくても起業が簡単にできる。そのあたりが全く異なってきました。
そうなるとわざわざ大企業でいくら提案しても認められない環境で我慢し続けるくらいならばいっその事、外に飛び出してしまうという選択肢のハードルがかなり低くなっています。こういう起業が増えるということは、社会が活気づくということでも有り、非常にいい傾向ではないでしょうか?
話を戻すと、サービスと言うのは技術と相反するわけでもなく、どちらが上というわけでもありません。新技術を作った後にサービスを考えるというパターンもあるでしょうし、サービスを思いついた上で技術を取り入れるというパターンも有るかと思います。
そういう意味でも技術開発する上ではサービスを必ず意識するという必要が出ているのではないでしょうか?