人工知能が人間を超えるのかどうかという議論がまことしなやかに行われています。

現在の見通しでは人間の50%のち脳を持つのは2,30年後という予測。まあ、こういう予想は大概外れますから、大幅に早くなるのか、はたまた全く人間には追いつくことがないのかは全くわかりません。
そもそも10年後のことすら全くわからないのですから。

ちなみにiPhone誕生からようやく10年。10年前に誰もがスマホを持ってそれなしではもう生活できなくなるような時代が来ると予測できたでしょうか?その頃の日本はまさにガラケーとMIXIが席巻していた時代。ゲームにしても任天堂やソニーの携帯型ゲーム機だったものが、今ではすべてスマホに吸収されてしまいました。

その当時、ガラケーのアプリを作る会社が結構な業績を上げていたのですが、業態を変化できなかった会社は、消えていったことでしょう。10年後のことなんて誰もわかりません。今元気のある会社でも10年後にはなくなっていることは全く驚くことでもありません。

のんびり構えているような人がたくさんいますが、10年後にあなたの仕事はなくなっているという確率は、過去10年に比べて、次の10年のほうが格段に高くなっていることは間違いないでしょう。それくらい人工知能には破壊力が有ります。

人工知能が人間を超えるかどうかはわかりませんが、所詮は人間が作っていくもの。最初に設計する際にその辺りをきちんと織り込んで作っていかないと、人間に危害を加える可能性も否定できません。

まさに倫理観をもって技術開発する必要があります。