エンジニアには問題を発見し解決するという役割があります。その中には発明が必要となる場面も多々あるかと思います。
普段意識をしていなくても、問題解決の際にはある程度決まった手法を使用しているのですが、これらを綺麗に体系だってまとめた手法があります。
TRIZという手法です。私も最近こちらの手法を人から教えていただき、講演をしていただいたのを聞いてまいりました。
そもそもTRIZとは
[su_quote cite=”TRIZ とは、旧ソ連海軍の特許審議官アルトシュラーが膨大な特許情報を分析した結果より導き出した一連の発明の法則をまとめたもので、「システムの理想性向上を目指すために、技術進化の原理に基づき、革新的アイデアを創出する合理的方法論」です。” url=”http://www.hj.sanno.ac.jp/cp/page/5928″]引用[/su_quote]
だそうです。
もともと特許には、先人からのアイデアの積み重ねによりどんどん進化していくということが言えますが、特に他業種、他分野になると、同じような解決方法があったとしても、他の分野の特許を取り立てて読む人もいないでしょうから、同じような解決法を知らないで、無駄な時間を過ごしていることがままあるそうです。
これらの、解決手法を一般化したいわゆるフレームワークがこのTRIZというものです。40の発明原理の手法をまとめていて、実は、誰でも発明などをする際にはこれらの手法を使っていたりします。ただ、全部の手法を全て意識して使うのと、たまたまこれらの手法の一部を使っていくのでは、全く効率、結果が異なってくることになります。
今回、話を聞かせていただいた方の本が出版されており、40の発明原理をわかりやすく解説、また、記号化することにより頭に定着しやすくしている本となります。
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実際には、子供達でもわかるように、発明原理の手法を、工作を通じてわかりやすくするという目的があるそうで(まだ、全部はできていないそうですが。)、これらの完成が待たれます。
TRIZに関してはいろいろなところで解説されていますが、実際に意識しながら使っていくということが今後の重要ではないでしょうか?