多分ほとんどの人は会社勤めだと思います。
ここに、かの有名な「未来工業」の社長の名言集がありました。
日本一休みが多く、日本一勤務時間が短く、社員のことを大切にする。それでいて、利益もきちっと上がっている。素晴らしい会社です。
その名言の中でやはり目を引くのが「ほうれんそう」の禁止。
未来工業ではホウレンソウを禁じている。現場のことは現場の社員が一番知っており、上司にいちいち相談する必要はない。その代わりに「常に考える」というスローガンを社内のあちらこちらに貼って、社員に考える癖をつけさせ、自分で動ける社員を育てている。手前味噌だが、未来工業ではホウレンソウなどせずとも利益を出し、法人税を納めている。
まず、社会人になって最初に教えられるのが「ほうれんそう」。報告、連絡、相談のことなのですが、要は、上司に何でもかんでも頼ってしまえ、というような思想のものです。これは、要は、性悪説に則ったような考え方で、常に管理しないと何もしないということに則り、つねに密にいろいうことでしょう。
もう一つとしては、ほうれんそうをすることにより、結果が出なくてもそれだけで評価できてしまうとうことにもなるとのことです。
こちらによると、欧米にもこういう考え方はないそうで、外国の方には異様に映るのでしょう。欧米だと、社員は全てプロフェッショナルという考え方があるので、それぞれの責任に応じた契約に則り、結果を出すということでしょうから、ほうれんそうなんか必要だとは思っていないのかもしれません。
その他にもこの語録の中には納得するものばかりで、何も特殊なことを言っているわけでもなく、ごく当たり前のことばかりです。
世の中には、管理職になると偉くなったと勘違いして、管理ばかりしたがる。などという語録もありましたが、管理する暇があれば、プロフェッショナルとして、自分の業務をこなしたほうが、明らかに利益につながります。
いいことばかり書いているようにも見えますが、実は管理されない方が、働く側としては厳しくなります。まず、何をやるのか。それでどうやって利益に結びつけるのか、そういうことを全て自分で考えなければならなく、経営的なメモ持っていないといけないということになります。
そうすれば、性善説に則れば、人というのは任されたり、頼りにされると、それだけで通常以上の力を発揮するものなので、その辺りを上手く使っていくというのが、一番の経営になるのではないでしょうか?