地元の魅力を発見しよう!特別企画「地元発見伝」
記憶に残る風景ということで、やはり学生の頃一人旅で行った納沙布岬です。
なぜ納沙布なのか?特に深い理由もないのですがやはり北方領土をみたかったから。なぜみたかったかというと、その頃読んでいたまんがに「ハローハリネズミ」というのがあり、その漫画は探偵が主人公でありつつ、社会問題を風刺するような感じの物語でした。あの弘兼憲史さんの代表作の一つでもあります。その中で、北方領土出身者の苦悩を書いた物語があり(4巻あたりです)、ヒロインの最後の台詞。近くて遠い故郷。何のために国境なんか作ったのか?
やはり北海道、特に道東の人に取っては北方領土は特別な物なのだということがよーくわかるような内容でした。
当然のように漫画の中にも納沙布岬が描かれており、そこから見える水晶島がはかなく映ったのが印象的だった記憶があります。
そんな単純な理由から青春18切符を乗り継ぎはるばる根室まで。実際に見た光景はなんか切ないようなそうでもないような。。
時は流れてつい2年ほど前にも、納沙布を訪れる機会がありました。中年親父がバイクで北海道。ついでに学生時代に感動した納沙布岬にも行ってみるか。ということで、行ってみたのですが、学生時代と全くかわらない光景がそこにはありました。当然のように当時と全く北方領土問題については進展もなく、またまた切ない光景に見えてしまったのです。
2度目に訪れたときに気づいたのですが、いまだに北方領土返還という立て札はあちらこちらにあります。いつの日か解決する日が来ることをやんで成りません。